fc2ブログ
カブトムシ、クワガタに最近はまっています。他にもミニカー、車、バイクなどいろいろ。趣味中心のブログです。というか、趣味だけしかきっと書かないだろうな。
画像 139
 大暴れしていたギラファ。菌糸からマットに交換すると、写真のように素直に蛹室を作る個体が多いです。で、先ほども大暴れしていた個体を見つけたので、2つほどマットに交換しました。本当は、この個体群を小学校のバザーに出そうと思っていたのですけどね。ここから蛹になるまで1ヶ月、羽化までさらに1ヶ月半。餌を食べるまでさらに2ヶ月と考えると、元気に活動を始めるのは3月くらいですかねぇ。
 ちなみに、♀は次々と後食を開始しており、いかにして♂が立ち上がるまで状態を保つかですね。菌糸飼育はもちろん、マット飼育の♀ももう食べ始めました。やはり、2系統飼育しないとダメですね。でも、ダイスケギラファの別系統って・・・。ダイスケってあまり数が入っていないみたいですから、他の系統も同じ系統かもしれないのですよね。でも、半年ずれた血統がいれば、良い時期に交尾をさせる事ができますよね。しかし、そのためには2系統で何匹ずつ飼育しなければならないのだ?
 1種類しか飼育できないとしたら、自分は何を残すかなぁ。大きさのパラワン?ツヤのタラ?子供に人気のギラファ?う~ん、悩むなぁ。子供時代は経済的な問題(お小遣い)で、そのような究極の選択に何度も悩まされたものです。大人になってしまうと、我慢していないなぁ。まあ、大人は子供にはわからないもっと大変な選択がいっぱいあるけどね(笑)
スポンサーサイト



画像 132
「交尾していないかも」のタラです。まだしていないかもしれません。普通、交尾が成立するとメイトガード状態になります。しかし、この個体は今でも♂は交尾しようとします。だから、まだなのかも。このカップル、♂は85mmほどあり、♀も55mmほどあります。ですから、♂も♀も大きめの組み合わせなんですよねぇ。小さい個体なら、別の個体に交換するのですけど、特大は簡単に諦める事ができません。
 まあ、人口レイシを入れているので、交尾が成立したら♀は材に穿孔していくので、そうなったら♂をケースから出そうと思います。それにしても、タラの交尾って何度見ても怪しいですよねぇ。♀の頭に交尾器をなすりつけたりするし、今回はそこで先から何か液体(精子?)を出して♀の顔面に垂らすし・・・。ドルクスによく見られる後ろ足で♀の上翅を撫で撫でするのもやるし、♀の上でバイブしまくるし。まあ、他の虫以上にいやらしく見えます。ちなみに、♂の「交尾しようよぉ」というしつこさではババオウゴンが一番ですね。まあ、精力絶倫と申しますか、同居させていればひたすら交尾三昧ですからね。困ったヤツです。
画像 133
 スマトラヒラタのセットをひっくり返してみました。そうしたら・・・6幼虫ゲット。なんだか微妙な数。0で撃沈でもなく、40以上採れたという景気の良い状態でもなく・・・ブログネタとしては面白くないパターンです。まあ、この後6匹全てメスだったというオチが待っているかもしれませんけどね。
 親♀はまだ元気だったので、そのままセットに投入。そもそも、産卵セットはお古のマットでやっているので、あまり質が良くないのですよ。だから、あまり産んでいないのでしょうね。いくらドルクスだといっても、それなりに手間をかけてあげないとしっかりと産んでくれないようです。まあ、私のような産卵スキルの低い人間が手を抜けば、あまり産まないのは当然かもしれません。
 しかし、先日ギラファをたくさん採り、それを菌糸に入れたので、菌糸瓶にゆとりがあったわけではないので、6匹しかいなかったのは救いになりました。ということは、近いうちにたくさん菌糸を詰めておかないと瓶が足りなくなりそうですね。久しぶりに「たらたら毎日」あらため「ツメツメ毎日」にならないといけませんね。どんなに忙しくても、菌糸詰めだけは夜中になってからでもやる私って何かおかしいですよね。
画像 134
 虫の幼虫が並ぶ棚の中にあった1.4の瓶。内部のマットはけっこう劣化しています。「さて、何の幼虫が入っていた瓶かしら」と思い、中を見ると何か白いものが見えます。で、掘り返してみたら、このゴホンツノがいました。羽化して何ヶ月経っているのかなぁ?ゴホンツノは羽化から半年から10ヶ月くらい寝る虫のようです。ですから、羽化から数ヶ月放置していたからといって餓死しません。この個体も、これからさらに半年くらい寝るのでしょうね。まあ、何と呑気な虫。
 さて、大きめケースでマットにある程度圧力をかけると角が伸びる事がわかったのですが、この個体は小さい入れ物で放置ですから、まあ何と角の短い事。でも、3本角とか角なしにならなくて良かったです(笑)。この後は♂幼虫と♂蛹しかいないので、次世代はやりません。でも、そのうちまたやってみてもいいかな。ヘラ幼虫達とはかなり違う事が色々とあって面白いのです。未経験の人は一度飼育してみることをオススメします。まあ、一度飼育すれば何度もやらなくても良い虫でもあるかもしれませんけど・・・。
画像 135
 我が家血統のタラはまだ蛹か後食待ちなのですが、「むし博士」血統ことAV85血統はそろそろ良い時期です。なので、2セット組みました。で、1セットは次の日には写真のように穿孔。このまま1ヶ月くらい放置して、初令で割り出そうと思います。10匹くらい希望(笑)。
 しかし、もう1セットは穿孔しません。ここ数年、タラでセットして2日以内に潜らなかった個体はほぼいないので、交尾が完了していないのではと思い、同居させました。で、悪い予感は的中です。どうも♂がかなり下手なんですよ。メスにボディアタックし、交尾器を出すところまではいくのですが、挿入できない。「もう少し腰を曲げろ」とか、「その隙間に入れるのだ」と虫語ができるのならアドバイスするのですけどね。他の♂にする手もあるのですが、とにかく大きな♂を使いたいので、この♂には頑張ってもらおうと思います。さて、うまくいくのかなぁ。
画像 136
 ババオウゴンオニの産卵セットを組みました。70UPの♂が2匹いるので、その2匹のケースにメスを入れ、交尾させ、2セット組みました。写真のケースは即日穿孔でした。でも、その3日後、外に出てきました。オウゴンはタラとは違い、けっこう何度も外に出てきます。で、餌を食べるとまた穿孔します。
 タラが同じような行動をした場合には産んでいない事が多いのですが、オウゴンの場合にはこんな感じでダラダラ産み続けます。まあ、タラのように穿孔したら全く出てこないのもいますけどね。過去には、メスのあけた穴に♂まで入って材の中で交尾していた事もあります。その後、その♂は再度穿孔し、最後は材の中で幼虫かメスにバラバラにされて外骨格の一部が残されていました。アーメン・・・。
 もうひとつのケースですが、全然穿孔しません。もしかして、まだ交尾が完了していなかった?でも、オウゴンは交尾意欲が高い虫なので、一日一緒ならだいたいは交尾しているのですけどね。人間もそれくらい簡単だったらいいのにね(爆)。
 昨日、このブログの訪問人数が450人をはるかに突破していました。普段は100人ちょっとなのに、何が起こったのだろうか?たまに、200人を越える事もありますが、今回はどうしたのだろう?FC2の故障かしら。以前にFC2の故障で訪問者が0人?一桁?になったことがあるので、今回はその逆かな。
画像 137
 さて、虫ネタです。タラの幼虫です。小ケースに入れて、2匹並べて飼育しています。どちらもなかなか良い食い方をしており、食痕も細やかで居食いしております。けっこう大きくなる素質がある幼虫ですね。でも、現在中ケースも詰めていないし、いまさら詰めて交換しても捨て瓶になる可能性大なので、このままこのケースで蛹になってもらおうと思います。
 でも、小ケースなので中に材は入れていないから、せっかく大きくなっても大暴れするかも・・・。そう考えると蛹化瓶を用意すべきかもしれませんが、今シーズンの目標であるタラとレギ両方で85UPする目標はもう達成できたので、そこまで完璧な準備をしなくてもいいかなぁ・・・。でも、コツコツと細かい努力をすると大きくなる虫なんですよねぇタラって。ギラファとかは放置していた方が大きくなったりするのですけどね。
画像
 先日、子供の通っている小学校のバザーがおこなわれました。昨年、虫を出したら15分で30匹ほどが完売しました。で、今年もという話になりまして、今回も協力することになりました。昨年の傾向から、大型の♂やニジイロが好まれる事がわかったので、昨年のバザー後すぐにニジイロとギラファのセットを組みました。
 で、そこから1年間経ちましてニジイロはメスに大きく偏ったものの20匹以上羽化したので、今回はニジは19匹出す事ができました。しかし・・・やはりギラファは間に合いませんでした。まあ、メスだけだったら出せたのですけど、それではつまらないですよね。結局ギラファ♂は我が家で早期羽化したものと、虫屋で我が家の他の虫と交換してもらった4♂出せました。でも、部屋にはけっこう大きく育った幼虫が10匹はいます。来年のバザーにはその幼虫群は間に合うというより、もうおじいいさんになっているだろうなぁ・・・。
 他にもヒラタ系、マンディブ、ヘラ(超小型)など全部で40匹ほど出しました。で、今年も販売になって20分しないで売り切れました。虫キングブームは去りましたが、まだ掘り起こすべき需要はあるのかもしれません。ただ、バザーなのでありえない安価な価格だから購入するのかもしれないですけどね。今回は、PTAのお母さん達の発案により、事前に欲しい虫に購入希望の札を入れて倍率がついた時には校長先生にクジをひいてもらうという形になっていました。私は子供がそのシステムを理解できるのかな?と思ったのですが、お任せでその形にしました(笑)。一番倍率はヘラヘラ(ヘラとわからないくらい小さいのに)で1匹に対して8票あったようです。
 結局、全て売れたのでPTAの売り上げに合計で1万以上貢献できたのかな?来年もとお願いされ、協力してあげたいとは思うのですけど、その時期にどれだけ状態のよい虫がいるかは謎ですよね。羽化してすぐの虫は弱いので出せないから後食してある程度たった虫を出します。そうなると・・・春から初夏にかけて羽化してきた虫を9月のバザーまで大量に管理することになります。虫飼育の趣味ですから、自分用の虫もそれなりにいます。それプラス40匹に毎週餌をあげ、時々床マット交換するのはけっこう大変です。
 そんなこともあり、バザー後は大量の飼育ケース洗浄に追われました。小、ミニ合わせて全部で30以上のケースを洗って積み重ねるとけっこう壮観です。来年も同じようにできるのだろうか・・・。ちょっと不安。まあ、売り上げが自分のものになるわけでもなくボランティアですから、多少の無理は必要だけど、できる範囲でやるしかないですよね。まあ、娘が小学校を卒業するまででしょうから、もう少し頑張ってみたいと思います。
画像 128
 ゴホンツノ幼虫です。もうお尻のほうはシワが寄っています。普通のカブトなら蛹室の中で横たわっているような感じなんですけどね。でも、こいつはまだ暴れ回っています。真っ黄色になってから1年ほどこんな感じです。
 2ヶ月ほど前にマットを多く入れてきつく圧縮してそこに入れた幼虫は蛹になったので、この個体も一度とりだして堅く詰め直して幼虫を投入すればいいかもしれません。でも、もうお尻の先がシワになっているから、今マットを固めたらもうマットに潜れないかも・・・。素直にこのままマット上で蛹になってもらいましょうかねぇ。
 今、蛹になれば11月には羽化すると思います。そうなれば、前回羽化した個体とちょうど一年差くらいになります。やはり、ゴホンツノは1年羽化と2年羽化の2パターンあるのでしょうかねぇ。さらにもう一年幼虫で過ごす3年羽化個体なんて・・・さすがにいないですよね。ゾウカブトくらい大きくなるのなら3年かかってもいいけどね。でも、2年かかってもヘラより全然小さいけどね。まあ、マット交換は半年に一度するかどうかのエコ飼育なので、時間のわりにお金はかかっていないのですけどね。マットも一部の幼虫は安いものを使いましたしね。でも、サイズは良いマットを使ったものと差はない感じだなぁ・・・。
画像 125
 僅か数匹しか幼虫が採れず悲しかったパラワンヒラタ。♂は1匹しかいないかと思われましたが、先日800瓶の中から大きな頭を発見。これで2匹目の♂となりました。ちなみに、最初に採れた3匹のうち♂は小ケースで幼虫、♀2匹は先日羽化しました。この2回目の割り出しで採れた個体も♀はもう少しで蛹になるのかも。
 自然界ではこのような感じでインラインを避けているでしょうかね。幼虫の姿はギラファもパラワンもデカイのですが、お尻の雰囲気がヒラタとギラファでは違うので、3令中期くらいからはラベルがなくても間違わないですみます。幼虫の頭の大きさもギラファの方が色が綺麗で大きいですけどね。
 そういえば、今度パラワン幼虫とスマトラ幼虫を並べて比較してみたいなぁ。同時に交換したことがないのですが(混ざったら危険かと)何か差があるのかなぁ。ちなみに、110mmコースにするためにはパラワンは70gUPが最低限のノルマらしいですね。ヘラ♀幼虫よりでかくなるクワガタ幼虫ってすごいよなぁ。まあ、私には70gは無理でしょうけど、60gくらいはいってほしいなぁ。
画像 127
 先日、中ケース飼育したのに80mmに届かなかったタラ。そのタラの親♀は56mmあった大型だったのに・・・。で、その隣に置いてあったタラも掘り返したかったのですが、また小さかったらどうしようかと思い、掘りたくてスプーンを握っても菌糸にさせず・・・その一歩?が踏み出せませんでした。
 で、他のネタでブログを誤魔化し続けても仕方がないので、覚悟を決めて掘り出しました。そうしたら、まあけっこう大きめの個体が出てきました。85mmでした。充分大きいサイズなのですが、89mmのレギを見てしまうと85mmでもそんなに大きく感じません。まあ、横幅はそれなりにあるので迫力あるけどね。
 レギの場合、顎を閉じれば閉じるほどサイズが伸びますが、タラって顎を開いても閉じてもほとんどサイズが変わりません。大きく開いても閉じても2、3mmくらいしか差が出ないような感じ。まあ、とにかく80UPさえしていれば個人的には満足です。ということで、現在我が家にはたくさんの80UPタラレギがたくさんいます。数年前に夢見ていた世界が目の前にあるわけです。けっこう満足していますが、どうもデカイのを見るとそれに慣れてくるのですよねぇ・・・困ったものだ。
 タラ飼育を始めた6年くらい前だと75mmとかで「すごい大きいなぁ~」と思ったのですけどね。ちなみに、ヘラも最初は130mmで超巨大と感じましたが、虫屋で160mmとかワイルドの170mmのリッキーとかを見てしまってからは130mmだと「小さいなぁ」と思ってしまうようになりました。私って、かなり欲深い人間なんでしょうかねぇ。
画像 124
 ギネス血統のケイスケギラファの幼虫が3令になっていました。♂確定となったので、3リットル瓶に投入しました。この瓶で3ヶ月くらい食べてもらい、最後はマット飼育ですかねぇ。アゲハ幼虫は5令になるまではたいして餌を食べませんが、5令になると一気に食べる量が増えます。ギラファも3令になるまではそれなりに時間もかかるし、食痕もそんなに一気に広がりません。しかし、3令になると一気に食べる量が増えます。そして、サイズも面白いように大きくなっていきます。
 このギネス血統は幼虫の頭幅も普通のギラファより大きい感じがして、実際に幼虫の育ちも良いような感じ。しっかり育てれば最低でも50g、うまくいけば60gくらいになります。前回も真面目に育てた個体はほとんどが110mmを越えてきました。ですから、今回も110UPを狙いたいです。ただ、そろそろインラインが進んでいるので、数日前に採れたワイルドの子供とアウトラインをしたいです。たぶん、この♂が羽化するより先日割り出した初令の♀の方が先に羽化すると思われます。というか、その方がバッチリのタイミングになるのかも。
画像 126
 先日紹介した、中ケースに入れたタラ♂。もう我慢できずに1つ開けてしまいました。まあ、材も入れているので、材の入っているあたりを慎重に削っていけば、たとえ蛹だったとしても蛹が完全に崩壊しないので、何とかなるのです。蛹だったときには上部を綺麗に開いて蛹を一度取りだし、蛹室内部に落ちたチップや脱皮した皮を掃除機で吸い取り、あとは蛹を戻せばOK。ただし、羽化の最中とかだとさすがにマズイです。
 で、菌糸を慎重に削って小さな窓を開けたら黒いツヤが見えたので、あとは一気に割り出しました。写真の♂がその個体です。もうお腹側も真っ黒なので、羽化してそれなりの時間が経過しているようです。サイズを測りましたが、中ケースなのに80mmに届かず(笑)。うまくいけば2リットルでも80UPの出るタラで中ケース、それも材を入れたのに70mm台とは・・・ブログがなければ自分の中で封印したいところですが、このブログは上手くいったことも失敗したことも正直に書くブログなので、これも記事にしてしまいました。まあ、うまくいった事だけで毎日ブログを更新できるネタを見つけられるほどの腕も技もないので仕方がないのですけどね(笑)。
 
画像 123
 ワイルドのケイスケギラファの産卵セットを2つ組んでいました。で、壁面に幼虫がどちらも見えたので割り出してみました。結果は、その片方です。何と・・・3匹。とっても微妙な数です。壁面から幼虫が2匹見えていたので10くらいは余裕だと思っていたのですが、悲惨な展開となってきました。こいつらのために10本以上菌糸を詰めてあるのですけど・・・。メスはまだ元気だったので、当然再セットしました。死ぬまで搾り取ります。というか、ノコなんだから20以上は最低でも産んでくれ!!
画像 122
 で、恐怖に怯えながらもう1セットをひっくり返すと、今度はたくさん出てくるし・・・。マットと材1本から36匹幼虫ゲット。で、卵もそれなりにあるし、もう1本材があるので、そちらは放置しました。♀は力尽きてバラバラになっていましたが、まったくたいしたものです。久しぶりに幼虫割り出しの快感を味わいました。
 とりあえず、1セット目の3匹とこちらの8匹を菌糸に入れ、他はプリカに入れてこの♀をくれた人にバックしようと思いました。しかし・・・マットが途中で切れまして18プリカ作ったところで終了。あまりの幼虫は産卵セットに戻しました。早いところ、マットをゲットして分けないとね。でも、ギラファって意外と共食いしないのですよ。以前、産卵セットを放置して虫ケースから3令のギラファが10匹以上出てきた事があります。当然、♂幼虫もいました。もう、食うところはないだろうという過密な状態でしたが、お互いにテリトリーを守っていました。蛹になったらやられるかもしれないけど、幼虫時代は意外と仲がよいのかもしれません。まあ、足で威嚇音を出すから、お互いに出会わないようにできるのかもしれませんね。
画像 129
 先日の前蛹ですが、なんと次の日には蛹になっていました。ネットで調べて「幼虫が壁際で糸をかけ、前蛹になったら次の日には蛹になっていると」読んではいましたが、本当に前蛹1日で蛹になるとは、カブクワ飼育からすると信じられません。そもそも、前蛹になる前日までは餌も食っていたし、活発に動いていたし、幼虫の様子に変かはありませんでした。唯一の変化はカブクワと同じく消化管の内部の物を全て排出することくらい。しかし、カブクワの場合、そこから先が長いです。カブクワは水分を失って死んでしまうのかと思うくらいシワシワの前蛹に1ヶ月くらいかけて変化し、そこから脱皮します。けど、蝶はたった1日。
 たぶん、蛹になるとはわかっていたので、仕事を休んで一日観察したかったのですが、そんな事できるわけもなく・・・帰宅すると写真のような状態になっていたわけです。ここから10日~2週間程度で羽化します。たぶん、ナミアゲハなのでまだこの季節では越冬蛹にはならず羽化すると思うのですけど、どうなのかなぁ。
画像 121
 ナミアゲハの幼虫だけでなく、実はカラスアゲハの幼虫も育てております。カラスアゲハはナミアゲハと比べると少し成長が遅いようです。幼虫の形も2令くらいからナミアゲハと違っていて判別可能です。写真は5令幼虫ですが、ナミアゲハと比べると胸の部分が幅広く盛り上がっており、まるでコブラのような形になります。
 うまくいけば、あと1ヶ月くらいで羽化します。ただ、温度が下がってくると蛹になって来年の春まで羽化しない越冬個体になるようです。早く成虫の姿が見たいので、とっとと羽化してほしいのですが、カラスアゲハの場合、越冬個体の方が成虫の色が鮮やかで綺麗なのだそうです。それを知ってしまうと、春まで羽化しない方がいいような気もするなぁ・・・。
 でも、越冬個体になった場合には定期的に水分補給が必要になるし、温度もそれなりに下げないと真冬に羽化してしまう可能性もあります。越冬といっても、マイナスの気温のところに置いて大丈夫なのか?まあ、北海道にいる蝶なのだから、大丈夫なのかもしれないけど、まわりが雪に覆われればマイナスまで下がらないかもしれないし・・・。知識の無い今の私の状況なら、とっとと羽化した方がいいのかもしれないですね。
 ちなみに、北海道にはカラスアゲハとミヤマカラスアゲハがいるみたいで、我が家のまわりではどちらも生息しているみたい。来年には、我が家の庭にキハダが植えられ、夏場はアゲハ飼育にはまってしまうかもしれないです。ただ、いくら蝶にはまったとしても、夏しか飼育できないし、羽化してからの寿命が短いので、カブクワ飼育から完全にこちらにシフトする事はないと思います。本当はカマキリもやりたいのですけど、餌の事を考えると面倒で手を出せません。つまり、私は数日放置できる生き物しか飼育できないのですね。まあ、その方が気楽でいいから長続きしているのでしょうけどね。
 そういえば、蝶は植物を食べる害虫にもなるので、外国産の生きている蝶は輸入禁止のようです。でも、実際のところはどうなんでしょうね。アゲハだって食べる植物の種類は僅かです。ですから、生きている外国の蝶を日本に放してもしっかり育つ種は限られると思われます。もちろん、確率は0じゃないし、日本産とハイブリットの可能性もあるから輸入禁止なんでしょうね。許されるのならば、モルフォ蝶とその餌になる植物を育てて家の中でたくさんのモルフォ蝶を飛ばしてみたいのですけどね。まあ、調べるとモルフォ蝶の生育する環境は北海道とはかなり違うようなので、動物園や植物園にあるような巨大な温室でもないと飼育できないのでしょうね。残念・・・。
画像 120
 カブクワだけでなく、最近はまってしまったアゲハ飼育。ナミアゲハが我が家に来て2週間弱。あっという間に前蛹になりそうです。飼育するようになってから、色々なアゲハ関係のHPやブログを読み漁って学習しました。集めた情報によると、夏場の温度がかかる時ならナミアゲハは1ヶ月ほどで羽化までたどり着くようです。卵で1週間程度、孵化して初令で1週間ほどいて、そこからは3,4日毎に加齢して緑色の5令幼虫になる。そして、そこから1週間程度で前蛹になるそうです。確かに我が家の幼虫もそのような感じです。
 ネットで学習したため、クワと比べて爆発的な成長の早さについてはそんなに驚かなかったのですが、5令幼虫の食欲には驚かされました。5令になるまではキハダの葉1枚で充分って感じなのですが、5令になると毎日2、3枚くらいの葉を食べます。一本の木にたくさんの幼虫がいたら、これは相当に葉を食われますね。はっきり言って害虫って感じですね。ただ、野外ではハチや鳥に襲われたりするので、羽化率は3%くらいなのだとか。まあ、羽化率が100%近かったら、かなり大きな木じゃないと丸裸にされそうな勢いです。まあ、それでバランスが保たれているのでしょうね。
 さて、このあと蛹になると10日ちょっとで羽化するみたいですね。ですから、ここから数日以内に「蛹になりました」という記事、その後「羽化しました」というブログネタができそうです。何となく、このサイズの幼虫からだと小さな成虫になりそうな感じなのですが、蛹が小さくても羽化した個体が羽を広げればけっこう大きく見える(つまり標準のアゲハサイズ)らしいですね。
 アゲハ飼育に慣れてきたら、温度管理を工夫するなどして、少しでも大きなアゲハを羽化させてみたいなぁ。でも、私の調べ方が悪いだけかもしれませんが、色々な方の蝶飼育のブログやHPを見ていると大きさ追究というのは無くて(追究しても無駄なのかも)、無事に多くの種類を飼育するとか、たくさん羽化させるという事に重みがおかれているような感じ。自然のアゲハの1.5倍くらいのアゲハを見たいと思うのは私だけだろうか・・・。
画像 116
 写真の真ん中にマンションのように重なっている中ケースが現在セット中の産卵セットです。ワイルドのケイスケギラファ2セット、ギネス血統ギラファ1セット、スマトラヒラタ1セット、フォルスター1セットです。フォルは材の表面が囓られまくっているので、もうこの材には産卵しないかも・・・。まあ、いいや。
 で、ワイルドのギラファですが、2セットともようやく初令幼虫の姿が見えてきました。これでギラファ幼虫はけっこうな数を確保できそうです。まあ、来年の小学校バザーには羽化は間に合わないと思われるけど・・・。ギネス血統もチビチビ産んでいるので、そのうちひっくり返せばまた数匹採れるかも。心配なのはスマトラヒラタです。全然初令が見えません。全て材の中に産卵しているのならいいのですけどね。
 それにしても、我が家って安い虫ばかりですね。虫キングのカードなら数値の高い虫が多いのですけどね。値段は高いけど、ウッディだけはいつかは飼育したいと思っているのですけど、なかなか機会がなくてねぇ。詐欺にひっかかるのも嫌だし、低温種のようですから、下手な輸送をされると死ぬだろうし、羽化ズレ防止のためには虫友も飼育していないと1世代で終わってしまうし・・・などと考えるとなかなか手を出せません。
 ちなみに、私が飼育を始めた頃は、札幌ではタラレギも見たことがなかったですねぇ。ババも見たことがなかったですね。東京とかだと、購入しなくても虫屋とかで珍しいものを見る機会もそれなりにあるのでしょうね。羨ましい~。ということで、いまだにウッディとかボーリンを見たことがないです(笑)。標本ですら見たことないです。まあ、ウッディとかボーリンは値段が下がっても私は購入を躊躇するかもしれないですけどね。だって、どちらも産卵が面倒らしいですからね。産卵させるのが苦手な私としては産卵難関種はストレスが溜まりそうですからねぇ。産卵は気軽にできて、幼虫をとことん大きくする事が好きな私にはやはりギラファ、パラワンあたりがお似合いなんでしょうね。 
画像 117
 脱力していますが、死んではいません。2週くらい前に紹介した陸上羽化個体のフォルスターフタマタです。前回は真っ赤でしたけど、ようやく真っ黒になりました。サイズを大雑把に計測してみたら、73mmくらいでした。陸上生活幼虫でしたから、そのわりには70UPしてウレシイです。マットの中でしっかりと幼虫すれば70後半、うまくいけば80mmを越えてきますが、マット上でずっと幼虫生活をしていたものは60mm台が多いです。ですから、70ちょいでも満足なんです。
 我が家はギラファ、パラワン、タラなどけっこうデカイサイズの虫をメインで飼育しています。そいつらは、身体がデカイ事もあり、羽化してから2,3ヶ月は寝ています。しかし、このフォルはワインセラーで低温管理していても後食するまでの期間が比較的短いのです。1ヶ月もすれば食べ始める個体が多いです。で、数ヶ月前に数匹のフォルを餓死させてしまいました。まさか、あんなに早く活動開始するとは思ってもいませんでした。さらに、ワインセラーの中にあるとなおさら忘れがちになるのですよね。餓死させないように時々様子を確認していきたいです。
画像 118
 タラ幼虫を入れている中ケースです。食痕が増えなくなってしばらく経ちました。たぶん、蛹にはなっています。もしかするともう羽化しているかもしれません。蛹室の準備に入った日からは2ヶ月半ほど経っているので、羽化している可能性はけっこう高いのです。でも、菌糸を崩してみたらちょうど羽化の真っ最中だったりすると最悪です。
 だから、虫部屋に行く度に、この2ケースを掘り返したい衝動にかられます。できるだけこのケースを見ないように、存在を忘れるように努力しているのです。レギは89mmとデカイのが羽化していますが、タラの方は今のところ85mm止まりです。このケースから85UPが出てきてくれないかと期待しているので、なおさらホリホリの衝動を抑えるのが大変なんです。
 まあ、なんとなく以前に姿が見えた幼虫からは85UPは厳しいかなぁという感じだったのですけどね・・・。別の場所にもう1ケースありまして、それが本命なんですけど、そのケースも最近はまったく食痕が広がらないので、ホリホリしたいのですよねぇ。掘らなくて済むようにレントゲン装置のような、内部を可視化できるものがほしいですねぇ。
 昔から何度かブログで書いているのですけど、アリ飼育セットのような透明ゼリーのようなカブクワ用の餌があったらいいのですけどね。どこかの企業が本気になれば絶対に作れると思うし、けっこう売れると思うのですけどね。そんな馬鹿な事を思うのは私だけでしょうか。今は馴れたけど、昔は幼虫の姿が見えない事がストレスでした。常に全身が見えたらこの趣味はもっと楽しいはずなんだけどなぁ。
画像 119
 先日、庭先に大きな蛾の幼虫がいました。それを発見した娘が「これを飼育する。脱皮や大きくなった姿や蛹や羽化を見たい」と言いました。しかし・・・蛾ですからねぇ。「やめなさい!」と諦めさせました。しかし、ちょいと可哀想だなぁと思っていたら、虫屋で何とアゲハ幼虫をもらってしまいました。なんて良いタイミングでしょう。
 そのうちブログの記事にしようと思いながら、1週間ほど経ったらなんとあっという間に加齢して大きくなっている!!もらった時には米粒くらいの大きさの小さな黒い幼虫でした。たぶん、初令か2令だったと思われます。で、この誰でもアゲハの幼虫とわかる写真のような姿は5令のようです。
 ということは、1週間で2令から5令だとしても3回も脱皮した事になります。カブクワは2度脱皮するまでに1ヶ月以上かかりますけど、こいつらはとにかく成長が早いですね。入れていたキハダの葉もあっという間に食い尽くされました。大きくなってくるとけっこうすごい食欲なんですね。
 どんなに頑張って飼育してもヘラ幼虫のような大きさにならないことはわかっていますが、少しでも大きく育て、立派なアゲハの羽化を拝みたいです。それにしても、これだけ成長が早いとブログネタ的にはナイスかもしれないです。たぶん、あっという間に前蛹になったとか、蛹になったとか、羽化したとか記事にできそうです。
 なんだか面白いので、我が家も庭にキハダの木を植えてみようかしら。カブクワブリードも楽しいけど、蝶ブリードは木さえそれなりに大きくなれば金もかからず楽しい趣味になりそうです。アゲハの寄ってくる木が庭にあるってだけでも良いと思いませんか。そして、産卵したら家で育てて羽化したら放虫するといいですよね。なにやら、庭の木でそのまま羽化させようとすると、かなりの数の幼虫がハチに寄生されたりするらしいです。だから、初令から2令で回収し、プリカで育てて寄生させないようにすれば我が家のまわりはアゲハがいっぱい。う~ん、夢は広がる(笑)。
画像 110
 後食の始まったリッキーの♀のケースです。蛹室ギリギリのケース半分までマットを抜き、自力ハッチしてからの事を考えて樹皮をある程度入れていました。先週から出てきたのでゼリーを投入したのですが、かなり大暴れしております。ゼリーも60gを入れても2,3日で空っぽにしてしまいます。全部食べているとは思えず、半分以上はマット上にちらかしているのではと思われます。
 虫部屋に入って電気をつけると慌ててマットの中に潜ります。で、その後はじっとしている雰囲気。ですから、夜中とかにケースの中を暴れ回っているのでしょうね。もう少ししたら、もう1匹の♀も活動開始すると思われます。2匹並んで夜中にガサゴソするのかなぁ。
画像 111
 3リットル瓶に入れているダイスケギラファ幼虫です。ようやく蛹になる決意をしたようです。この角度、窓の綺麗さから、確実に蛹室だと思います。幼虫もかなり脂がのって黄色くなっております。なので、蛹室だと確信しています。なんて書いていながら、1週間後に「また移動しました」なんて記事にならなきゃいいのですけどね。
 他にも同じような状態で管理している幼虫が何匹かいるのですけど、他はまだ蛹室の気配なし。この調子だと羽化するのは初冬になりそうです。本当はこのギラファは春に羽化して小学校のバザーに出そうと思っていたのですが、やはり♂は1年以上かかりますね。まあ、羽化してサイズの小さいものは虫屋に持っていく事にしよう(笑)。
 そうそう、まだ菌糸に入れている個体もあったのですが、一気に暴れモードに突入していました。その個体もマットに換えてあげないと蛹にならないかなぁ。この写真の個体群のようにマットに換えてもしばらく食い続けるかもしれないから、少し良いマットを使ってあげようかなぁ。でも、過去に使い古しのマットにギラファ幼虫を放り込んだら110UPで羽化しました。マットは古かったけど、そのケースは大ケースだったのですよねぇ。マットの品質がそこそこであれば、安物マットでも場所さえ広ければ大きくなるのかもしれないです。1匹くらい、今回もデカイ入れ物を使ってみようかなぁ。
画像 112
 大島ギネス血統ケイスケギラファ幼虫です。もう、ボロボロになっていますね。とりあえず、ここまでに♂幼虫が2匹見つかり、3リットル瓶に放り込みましたが、右手前の800瓶も♂幼虫でした。これでギネス血統の♂を3匹確保できました。この菌糸瓶なんですが、産卵セットを組んだ時に気合いを入れてたくさん詰めたものです。しかし、私の想いとは裏腹に、♀がしばらく産んでくれず、幼虫が採れた頃にはすっかり年期の入った菌糸瓶になっていました。
 まあ、ノコ系は詰めてから3ヶ月くらい放置してから投入する方が良いという方もいますから、大丈夫はず。まあ、次の瓶は準備できているので、暇を見つけて大きな瓶に交換してあげようと思います。ちなみに、産卵セットではまだ♀がチビチビと産んでいるかもしれないので、今回は羽化ズレを全く気にすることなく飼育できそうです。
 できれば、現在の幼虫達に来年の夏に羽化してもらって小学校の来年秋のバザーに出せるといいのですけどね。虫キングブームが去っても子供にギラファの人気はまだあります。できれば子供が喜ぶギラファをたくさん育てて出したいのですけどねぇ。タラやオオクワとか余裕で成虫になってから1年以上生きる虫ならいつ羽化しても良いのですけど、ギラファの美味しい時期、つまり活発に活動する時期って羽化から3ヶ月くらいのところから半年プラスですからね。ですから、冬に羽化してしまうと、秋のバザーには出せないのですよね。
 ちなみに、虫屋さんは春に羽化して夏休みにお店に並べる事ができるのがベストのようです。その時期にゾウカブトあたりを羽化させたいのだとか・・・。私には絶対に無理ですね(笑)。
画像 113
 小ケースに入れているタラ幼虫です。このタラ幼虫の母親は56mmというなかなか立派なサイズでした。レギよりタラの方が♀は大きくなりやすく、53mmくらいまではよく羽化してきます。でも、55mmを越えるサイズは少ないです(我が家の話ですが)。ですから、56mmの♀親血統には期待していました。
 しかし、現在3令後期の幼虫も、この写真の3令中期の幼虫も食い方があまり良くありません。大きな♂と大きな♀との組み合わせから大きな次世代ができそうな感じがするのですが、どうもこの56mmの子供はどれも行儀が良くないようで困っております。やはり、大きく育つ幼虫は、ケースでもブローでもガラスでも底の方でじっくりと居食いしてくれる個体です。まあ、最悪の走り回る幼虫ではないので、許してあげよう(笑)。
 数ヶ月前までは中ケースを使って飼育していましたが、最近は小ケースです。貧乏になったからでなく、ここから続く幼虫が現在いないから小ケースなんですよね。中に詰めて♀しかいなかった時には中ケースの菌糸(2ブロックぶん)が無駄になってしまいます。小ケースなら、♀しかいなくても、まあ許せます。もちろん、本音は「♀は1.4くらいで充分だ!!」なんですけどね。でも、菌糸を詰めるのは使用する1ヶ月くらい前なので、確実に判別して必要な菌糸を詰めるのって難しいのですよね。次々と採卵していた時期は「とりあえず今詰めておいて、♂が見つかったらそれを入れよう」という作戦が使えるのですけどね。
画像 114
 フォルスターフタマタの採卵を以前にしました。無精卵ではなく、ちゃんと孵化するのか確かめるために5,6卵取り出したのです。で、しばらく放置していました。まあ、忙しかった事もあり、簡単に言うと忘れていました。ブログの時限投稿もほぼなくなり、新たな記事を書かなくてはと虫部屋に行き、思い出しました。
 で、蓋を取ってみると・・・1卵しか見えません。確か、他に4,5卵あったはずなんですけどね。ここで考えられる事は2つあります。無事に孵化しているという事と孵化せず腐って溶けたという事です。毎日観察していれば、そのどちらかははっきりします。でも、しばらく放置して見ていない場合にはどちらかわかりません。
 まあ、プリカをひっくり返して調べればいいのでしょうけど、フォルの初令はかなり小さいので、そのショックで死んでしまうかもしれません。なので、ここからさらにしばらく放置するしか手はないです。そのうち食痕が出てきたらOKとなります。
 ダメだったら・・・もう♀はかなり産卵セットに投入してしばらく経つので、別の♀に期待しようと思います。まだ幼虫しているものもいるし、餌を食っているのもいるし、そろそろ食い始めるのもいるし、数はいるのでそのうち1匹くらいはしっかりと産んでくれるのではないかと・・・。
画像 115
 1週間ほど前の記事でヘラクレスパスコアリの♀が蛹室を作ったと書きました。で、先ほど見てみたら、もう蛹になっていました。ヘラクレスを飼育したことがある方なら誰でもご存じかと思われますが、ヘラは蛹室を作ってから、♀でも1ヶ月くらいは前蛹しています。そして、ようやく蛹になるのです。ですから、先週蛹室を作ったと記事を書きましたが、たぶんその3週間以上前から作っていたのでしょうね。となると、もう1匹もそろそろ蛹になるのかも・・・。
 ちなみに、♂は先ほどもケースの横に幼虫の姿が見えていたので、羽化ズレ確定ですね。羽化ズレを防止するためには雌雄同居させるという手もありますが、我が家でも何度もやってみましたが、そんなに効果はありませんでした。♀が羽化しても♂はまだ蛹室すら作ろうともしなかったこともありますし、♀が羽化した頃に♂が蛹室を作り始めて掘るに掘れなくなったり・・・。他にも♂を高温で管理して♀を低温で管理する作戦もありますが、それをやって温度の低い♀が落ちても困ります。
 結局、孵化日の数ヶ月違うペアを飼育するのが一番安全という事になりますが、幼虫を購入した1年半前は高かったので、そんなに何匹も飼育できませんでした。まあ、ウッディとかを飼育する気になればパスコなんて安いものでしょうけどね。
画像 103
 多くのタラレギが現在蛹や成虫になっていますが、まだ数匹幼虫が残っています。割り出しをしてほとんどの幼虫はあげてしまったのですが、割り出し時にとても小さくて、生き残るかどうか微妙だった幼虫を家に数匹残してあったのです。そうしたら、そいつらは結局死ななくて、現在3令中期。そろそろ交換です。
 で、この数匹のタラとレギのために中ケース、小ケース、2リットル、800瓶と用意してあるわけです。♂の中で最も期待できそうな幼虫を中ケースに、それ以外は小ケースか2リットルに入れるつもりです。♀は800瓶か2リットルです。
 写真の幼虫は食痕が細かく、瓶の上部を丁寧に食い尽くしました。現在はそこから下がってきたのですが、最近ちょっと食痕が粗い。他の幼虫で食い方は綺麗だけど、イマイチの育ちのものもいる。さて、どの幼虫に期待を込めるのか・・・。ここで判断を間違えると、巨大な♂を羽化させられ確率が下がります。最悪なのは800瓶から♂が羽化し、中ケースから♀が羽化してくることです。そうなんです。3令初期から中期って♂か♀か微妙な幼虫がけっこういるのですよ。まあ、期待できそうなあきらかに♂っぽいものだけを中ケースに入れるので、今までに中ケースから♀が羽化したことは2回しかない(2回もあると言うべきか・・・)のですが、800から♂を羽化させたことはけっこうあります。タラ、ニジ、オウゴンの判別がもう少しわかりやすければありがたいのですけどねぇ。
画像 109
 20日ほど前に羽化した期待のレギウスの身体が固まってきたのでしっかりと測定してみました。他のクワガタもだいたい同じですが、羽化して10日くらいは背中側も特に上翅が赤みを帯びています。で、2週間ほど経つと背中側は真っ黒になりますが、お腹の方はまだ赤かったりします。で、20日くらい経つとお腹側も真っ黒になります。
 今までの経験上、この瞬間に測定するのが一番大きく、後食が始まる頃にはさらに少しサイズが縮みます。全体が微妙に縮むのか、関節部分の内部の筋肉が締まって関節を中心に縮むのかは謎ですが、タラレギは特によく縮むような気がします。一昨年のぴょんさんのギネスタランドゥスも羽化した頃は90.5mmだったのが認定サイズは89.1でした。この個体も、掘り出した直後は実は90mmありました。
 しかし、無情にもどんどん縮んでいくのですよねぇ(笑)。自分の計測だけでは信用ならないので、先日「むし博士」に持っていってOさんにも計測してもらいましたが「測り方(顎の閉じ具合)によってはなんとか89mmとれるかなぁ」でした。どうしてOさんに測定してもらったかといいますと、何度もギネス認定を受けている彼なら、だいたい「むし社」の測定感覚を知っているだろうということと、彼のお店である「むし博士」のカワラ菌糸を使ってこの個体は育ったからです。
 某雑誌の昨年のレギウスは88.3mmでギネスサイズとなっていました。ギネス認定のためには最低でもそのサイズから0.5mm以上上回っていないと認定されません。つまり、88.8mmは必要なんです。そこで、色々と悪い事を考えてしまいました。送った時にはさらに縮んで「88.3よりちょっと大きいくらいですね」となってしまうとか、だいたいこのサイズでおさまったとして提出しても「88.7mmですね」なんて具合に微妙に足りない・・・とか、今は真夏ですから東京に送ったら死んでしまったとか、「今年のギネスはとっくに90mmを越えていますから」なんて門前払いになるとか(笑)。
 ということで明確にギネスなら自分が直接東京まで行って(発泡ケースで温度管理して)、迷わずに提出するのですが、微妙なのでチャレンジをやめる事にしました。一番怖いのは、先ほども書きましたが、死んでしまう事です。せっかくデカイのが羽化しても、その子供を残せなかったら大きい虫フェチとしては最悪です。でも、このまま埋もれさせてしまうのももったいないのでブログで公開(自慢)することにしました。
 なかなかナイスな虫でしょ!!同じくらいのサイズのタラと比べれば細身だとは思いますが、85mmクラスのタラくらいの幅もありますよ。次世代はこいつを種親にして90mm狙いですね。今年はタラレギ両方で85mmを越す事が目標でしたが、レギに関しては大きくその目標を超えることができてウレシイです。
 ちなみに、ギネスに提出しなかったのにはもう一つ理由があります。先日羽化した、まだ掘っていないレギウスがいるんです。蛹室の窓からはお腹しか見えないけど、けっこうそいつもサイズがありそうなんです。だから、完全ギネスの夢はその個体に賭ける事にしました。まあ、「掘り出してみたら80mm丁度でした」なんて記事にならなきゃいいのですが・・・。
画像 105
 ニジイロの♂蛹です。800→1.4とつなぎ、現在蛹です。800瓶を半分くらい食べたところで、何となく♂らしい雰囲気を感じる幼虫だったので、大きな入れ物に入れて育てました。他にも♂らしいと感じて1.4瓶に入れた幼虫もありましたが、もう1匹を除いて♀・・・。ニジイロ飼育は6年になりますが、相変わらず判別が苦手です。
 で、写真の個体は♂らしい幼虫を贅沢に育てたので、けっこうな大きさになりそうです。確実に60UPします。まあ、真面目に飼育すれば63mm~64mmくらいは羽化してくる虫なんですけど、他の虫もたくさん飼育しているとなかなかベストな管理ができません。特に我が家のように大型の虫を飼育していると小型のニジはどうしても適当になりがちです。
画像 104
 中には写真のような個体も羽化してきました。♀だと思って管理(放置とも言う)していましや。ニジの♀は上翅に点刻が並んでいるので、♂の上翅ほどは輝かないのですよ。しかし、この個体はとても綺麗に輝いています。で、よく見てみるととっても小さな♂でした。ゼリーの容器と比較すればその小ささがよくわかると思います。全然幼虫が採れないのも困ります。しかし、爆産して交換をサボったり、最後まで小さな容器で飼育するのも申し訳ないです。
 このサイズで♀と交尾ってできるのかなぁ。♂と同居させたら、♂が♀だと勘違いして交尾を迫ったりしないのかなぁ・・・。ちなみに、他のクワでは大きすぎる♀は♂から♀だと思われず、しばらく攻撃され続けたという場面を何度も見たことがあります。クワ♀にはフェロモンって無いのかなぁ??